病気・症状を泉大津内科医師が解説泉大津内科/あいの泉クリニック
僧帽弁狭窄症について!!
ご覧いただきありがとうございます!!
今回は僧帽弁狭窄症について解説させて頂きます(*^▽^*)
僧帽弁狭窄症とは、左心房と左心室の間にある僧帽弁と呼ばれる弁が十分に開かなくなる病気のことです。
私たちの心臓は、左心房・左心室・右心房・右心室という4つの部屋に分かれています。
それぞれの部屋の出口には弁が存在し、血液が通るときに開いて通り終わるときに閉じ、逆流防止弁として
機能しています。
左心房は、肺で新鮮な酸素を受け取った血液が心臓に戻ってくる部屋であり、左心室は左心房から流れ込んだ
新鮮な酸素を持つ血液を全身に送り出すポンプ機能を担う部屋です。
僧帽弁は、左心房から左心室に血液が送られるときに開き、左心室が血液を全身に送り出す際には閉じて
左心房への逆流を防ぐはたらきがあります。
そのため、僧帽弁狭窄症を発症すると左心室に新鮮な酸素を持つ血液がうまく送られなくなるため、
肺に血液がうっ滞したり、重症な心不全を引き起こしたりすることがあります。
一方で、この病気は症状がないケースも多く、治療を必要としないケースも少なくありません。
しかし、何らかの症状がある場合は薬物療法が必要となり、重症な場合は僧帽弁を人工弁に取り換えたり、
開きにくくなった僧帽弁を広げるカテーテル治療が行われたりすることもあります。
原因
僧帽弁狭窄症は、左心房と左心室の間に存在する僧帽弁と周辺の組織が変性し、十分な開閉ができなくなる
ことで発症する病気です。
僧帽弁狭窄症の多くは、幼少期のリウマチ熱が原因で発症します。
リウマチ熱にかかると後遺症として心臓の弁の組織が変性し、発症から20年ほど経過してから僧帽弁狭窄症を
引き起こすと考えられています。
しかし、近年ではリウマチ熱の引き金となる溶連菌感染症に対する抗菌薬を用いた治療方法が確立しているため
リウマチ熱の発症自体が減少しており、医療体制が整った国や地域では僧帽弁狭窄症の発症は
少なくなっているのが現状です。
そのほか、加齢によって僧帽弁にカルシウムが沈着することによって発症するケースがあります。
症状
僧帽弁狭窄症を発症すると、左心房から左心室へ血液が流れにくくなるため、血液がうっ滞して左心房に
負担がかかるようになります。
その結果、心房細動と呼ばれる不整脈を引き起こすことがあります。
また、血液が左心室に流れず左心房にとどまり、さらには肺にもうっ滞が生じるため、いわゆる心不全が
生じます。
自覚症状としては、体を動かすと息切れをしやすくなり、次第に着替えなどの軽い動作のみでも息苦しさを
感じるようになります。
さらに、肺の血圧が高くなるため細い血管が破裂して喀血がみられることもあります。
また、心房細動が生じた場合には血栓ができやすくなり、脳梗塞を引き起こすことがあるため注意が必要です。
治療
僧帽弁狭窄症は、自覚症状がまったくないケースでは、悪化しないかどうか定期的な経過観察が必要に
なります。
一方で、中等症の階段から動くと息苦しいなどの症状が出始めることが多く、重症なケースでは重篤な
心不全症状などが現れます。
息切れなど何らかの症状がある場合は、重症度に応じて以下のような治療が必要になります。
◦薬物療法
息切れなどの症状がある場合は、脈を遅くして心臓への負担を軽減する作用のある薬を用いた薬物療法が
行われます。
また、心房細動を合併している場合は血栓が作られにくくする薬の内服が必要となります。
◦カテーテル治療
薬物療法のみでは十分な効果が得られない場合は、先端に風船のような構造が内臓されたカテーテルを
僧帽弁まで至らせ、膨らませて狭くなった僧帽弁を拡張する治療が行われます。
◦手術
カテーテル治療が困難な場合やカテーテル治療のみでは改善の見込みが低い場合などには、狭くなった
僧帽弁を人工弁に置き換える手術が必要となります。
胸を大きく開いて行う手術となるため、年齢や全身状態によっては実施できないことも少なく
ありませんでしたが、最近では骨を切らずに小さな傷で行う低侵襲心臓手術による弁置換手術をすることが
可能になっています。
予防
僧帽弁狭窄症は、幼少期の溶連菌感染などをしっかり治しきらずにリウマチ熱を発症することが主な原因で
あると考えられています。そのため、僧帽弁狭窄症を予防するには、溶連菌感染症などリウマチ熱を
起こし得る感染症の治療をしっかり行うことが大切です。
このよな症状が当てはまる方やそれ以外の症状でお困りの方、どんな些細な事でも構いませんので
お気軽にご来院、ご相談下さいね!! (*^-^
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