病気・症状を泉大津内科医師が解説泉大津内科/あいの泉クリニック
バレット食道について!!
ご覧いただきありがとうございます!!
今回はバレット食道について解説させて頂きます(*^▽^*)
バレット食道とは、逆流性食道炎によって胃と食道の境目に慢性的な炎症が生じることで、その部位の
粘膜が胃の粘膜に置き換わる病気のことです。
胃の粘膜からは消化に必要な胃酸が分泌されています。
胃酸は酸性度が高く、粘膜にダメージを与える作用があるため胃の粘膜は胃酸に耐えられる性質の円柱上皮
という組織という組織でできています。
一方、食道は通常であれば胃酸が逆流することはないため、胃酸に耐えられる性質ではない扁平上皮で
できています。
しかし、胃と食道の境目の筋肉が緩むことなどによって胃の内容物が食道に逆流する逆流性食道炎を
発症すると、炎症が起こった部位の扁平上皮が円柱上皮に置き換わってしまうのです。
バレット食道は食道がんの発生リスクを高めることが知られており、内視鏡検査などで発見された場合は
逆流性食道炎の治療を行いながら定期的な経過観察をしていく必要があります。
原因
バレット食道は、逆流性食道炎によって食道の粘膜を覆う扁平上皮という組織が、胃の粘膜を覆う円柱上皮に
置き換わる病気のことです。
胃の粘膜は刺激が強い胃酸や胆汁酸などの消化酵素に耐えられる性質を持つ円柱上皮という組織で覆われています。
一方で、食道と胃の境目は物を飲み込んだ時以外はきつく閉められいるため胃の内容物が
逆流することはなく、刺激に耐えられる性質ではない扁平上皮で覆われています。
しかし、肥満・妊娠などによって腹圧がかかったり、喫煙・加齢・暴飲暴食・飲酒などによって筋力が
低下したりすることで食道と胃の境目の筋肉が緩むと食道に胃の内容物が逆流するようになります。
その結果、刺激が強い胃酸や胆汁酸にさらされた食道の粘膜は炎症を起こした状態となり、逆流性食道炎を
発症します。
そして、この状態が続くと炎症を起こした食道の粘膜は刺激に耐えられる円柱上皮に置き換わっていくのです。
症状
バレット食道は逆流性食道炎が原因で発症することがほとんどであるため、胸やけ・胸の痛み・げっぷ
・夜間を中心とした喉の違和感や咳など逆流性食道炎でよくみられる症状が現れます。
一方で、食道の粘膜を覆う扁平上皮が円柱上皮に置き換わる病気であるバレット食道には特別な自覚症状は
なく、検診などで行う内緒内視鏡検査で偶然発見されることも少なくありません。
また、バレット食道は食道がんの発生リスクを高めることが分かっており、日本での調査によれば3cm以上の
病変がある場合は、年間に1.2%が食道がんへ進行することが報告されています。
検査・診断
バレット食道の診断には内視鏡検査が必須となります。
内視鏡検査を行うと、バレット食道の広がりは一目瞭然です。
また、バレット食道は大きく2つに分類されます。全周性のバレットが3㎝を超える長いバレットと、3㎝未満の
短いバレットです。
バレット食道そのものは良性の変化ですが、バレット腺がんの発生母地となることから、早期がんを拾い上げる
ためにも内視鏡検査が必須となります。
治療
バレット食道そのものに対して経過を見ていくことになります。
内視鏡検査により早期がんが見つかった場合、以前は外科手術が行われていましたが、現在では内視鏡治療を
行います。
これはESDと呼ばれ、保険適用もされる治療です。
一方、進行がんが見つかった場合は、外科手術を中心とした治療が必要となります。
予防
バレット食道は上述したように逆流性食道炎が原因で引き起こされる病気です。
逆流性食道炎は、喫煙・飲食・暴飲暴食などの好ましくない生活習慣や、肥満・便秘などが原因あるいは
助長因子となることが知られています。
また、就寝前の食事や早食いなども逆流性食道炎の原因になり得ます。
バレット食道を予防するには、生活習慣を見直し、寝る前の食事や早食いを避けるなど食事の仕方にも注意が
必要です。また、逆流性食道炎の背景には、食道裂孔ヘルニアが併存していることがほとんどです。
このように、食道裂孔ヘルニア、逆流性食道炎、バレット食道はそれぞれ密接な関連があることから、
内視鏡検査を中心とした検査による正確な診断のもと、専門家と相談し、フォローしながら治療方針を
立てることが望まれます。
このよな症状が当てはまる方やそれ以外の症状でお困りの方、どんな些細な事でも構いませんので
お気軽にご来院、ご相談下さいね!! (*^-^
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