花粉症の漢方治療について

ご覧いただきありがとうございます。

4月に入り徐々に暖かくなってきました(*^-^*)

今回は花粉症の漢方治療について解説させて頂きます！！(^^♪

花粉症はアレルギー疾患のひとつでその原因は、からだの機能の乱れから起こる事があります。

アレルギー疾患とは、外部から侵入した物質にからだが過敏に反応して、不快な症状を引き起こす病気です。

漢方では、花粉症の主な原因は「からだの機能の乱れ」にあると考えます。食生活の乱れや精神的ストレス・過労などにより、からだの機能に乱れが生じ、水分代謝が悪化して、体内に余分な水分が停滞します。

そこに花粉が鼻から侵入すると、くしゃみに伴って停滞していた余分な水分が鼻水となってあふれ出すのです。

鼻水はからだが冷えて、余った水があふれ出る事で起こります。

漢方では鼻水を抑えるために、冷えたところを温めて、水分発散を助けます。

花粉症の症状は人それぞれです。

「鼻水があふれ出して止まらない」「鼻づまりで息が苦しい」など・・・

ひとくちに花粉症といっても、症状のあらわれ方は人によって異なります。体質や体力には個人差があり、病気をはねかえす力も一人ひとり異なります。

漢方ではこうした点にも目を配り、花粉症のタイプによって漢方薬を使い分けます。

鼻水のひどい寒証タイプ

くしゃみが連発して透明な鼻水が出ます。朝起きたてに症状が激しく、外で冷たい風にあたると、症状がでます。

鼻づまり、鼻がむずがゆい、目のかゆみ・涙目、寒がり、手足が冷たい、熱い飲み物が欲しくなる。

このタイプの花粉症は、からだを温めて、水分代謝を促す漢方薬で治療します。小青竜湯(ショウセイリュウトウ)が代表的な漢方薬です。

鼻づまりのひどい熱証タイプ

鼻づまりがひどく、口で息をしています。鼻や口が乾燥して、のどが痛み、目のかゆみ・涙目、暑がり、手足がほてる、冷たい飲み物が欲しくなる。空気の乾燥や暑さで症状が悪化します。

このタイプの花粉症は、炎症を鎮め、鼻粘膜の腫れをとる漢方薬で治療します。辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)が代表的な漢方薬です。

漢方薬には、眠くなる成分は含まれていません。

車の運転や仕事に集中したいときにも安心してお飲みください。

また、食べ物で病気を治したり予防することを薬膳といいます。

身近な食材には、薬膳の材料になるものがたくさんあります。

かんきつ類、ニラ、梅、ショウガ、お茶、酢、ゆり根、ニンニクなど

自分で作れる台所薬膳を工夫して摂取しましょう。

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