認知症

認知症って言葉をご存知でしょうか？

かつてその昔、痴呆と呼ばれていました・・・”(-“”-)”

最近、親が何回も同じことを聞く

物忘れが激しくなった

などなど・・・

ただの物忘れなのか、

認知症の始まりなのか、自分で判断してくる人はほとんどいませんが、家族様はご両親や、そのほかの肉親、あるいは知人、気になることありませんか？？？

認知症は、物忘れとの区別も難しいといわれてますが、早期発見が大切で、早い段階に、治療を始めていると、進行も遅らせる事ができるといわれています。

認知症にも、何種類かにわかれ、それぞれに特徴があります。

その主な４種類をここではあげています。

①アルツハイマー型認知症

　記憶をつかさどる海馬（かいば）を中心に、広範囲で、脳が萎縮することによって起こります。女性に多いといわれています。主な特徴としては、記憶障害、判断力の低下、見当識障害などです。

記憶障害とは、物忘れとは違います。例えば会う約束をしていたのに、約束したこと自体を忘れてしまうといった状態です。

見当識障害とは、よく行く場所で迷ったり、家の中で、トイレの位置がわからなくなったりすることです。

②レビー小体型認知症

　レビー小体という異常なたんぱくが脳に蓄積されて起こります。男性に多いといわれています。主に視覚をつかさどっている、後頭葉とよばれる部分に病変が起こります。主に、幻視や幻覚、ボーッとしている時と、頭がはっきりしている時を繰り返し、日によって理解力・判断力が変動したり、手足がふるえるなどがあります。

幻覚、幻視とは、知らない人がいる、遠くにいるはずの子供が帰ってきているなど、本来いないはずの物や人が、みえている状態です。

③血管型認知症

　脳梗塞や脳出血などで、血管がつまったり、出血する事によって起こる認知症です。脳の細胞に酸素や栄養が送られなくなるため、細胞が壊れてしまい、本来、担っていた機能を失うことによって起こります。主に、感情がうまくコントロール出来なくなったり、運動麻痺、感覚麻痺、歩行障害などです。脳の障害を受けた部位によって出現する症状は異なります。また、アルツハイマー型と併発している場合もあります。

④前頭側頭型認知症

　物事を理解するや判断するなど、人格を司る前頭葉と、言葉を司る側頭葉が萎縮することにより起こる認知症です。言葉の理解ができなくなったり、人格が変わってしまったりなどの症状が現れます。

認知症は誰にでもなる可能性はあります。

そして何よりご家族の、理解や支えが大事になりますし、医療機関、介護のサポートも大切になってきます。

当クリニックでは、細かな診断はできかねますが、長谷川式スケールでの簡易的な問診（認知症の指標となるものです）お薬の処方、専門病院への紹介はできます。

何事も悩んでいるだけでは、解決にはなりません。

困ったときはご相談くださいね(*^^*)

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