スギ花粉やヒノキ花粉の飛ぶ時期を過ぎたのに、鼻水や目がかゆい方……それは、イネ科による花粉症かもしれません。
花粉症の私は、3月の時期より今のほうが鼻水がは出るし、体が重だるいしなかなかのツラさです('Д')

2008年の調査によると、スギ花粉症の人は26.5%、スギ花粉以外の花粉症の人は15.4%です。この中には、イネ科とキク科の花粉による花粉症が含まれていますが、これは決して少ないわけではありません。

イネ科の植物は種類がたくさんあります。　全ての植物が同じ時期に花を咲かせるわけでは
ありません。　5月～7月はカモガヤ、ネズミホソムギ。　8月～9月はアシやススキ。　4月～7月はハルガヤ。　といった具合に時期により、いろいろなイネ科の花粉が舞っているため、花粉の時期が広い時期に及んでしまうのです。
　
イネ科の花粉は、その種類に寄りますが、ピークが2回あります。5～6月と8月～9月です。ほとんどは、5～6月に飛散量が最も多いそうです。

イネ科の植物は、背が低く、川沿い、堤防、水田　公園など、どこにでも生えています。背が低いため、飛散する距離は、スギやヒノキ花粉が200～数千㎞程飛ぶのにたいして、イネ科は遠くまで飛びません。大きさがスギ花粉より大きく、広く飛びにくいのです。

花粉は、気温が高くなる頃、早い年では5月から飛散します。

イネ科の花粉症の症状
イネ科の花粉症の症状も、スギ花粉症と同じ。主な症状は
くしゃみ・鼻水・鼻づまり
目のかゆみ・充血
です。

まずは、症状がいつ、どれくらい続いているのかが大事になります。5月～6月に2週間以上、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、充血がある場合は、イネ科花粉症の疑いがあります。
どうしても、何に反応しているか、詳しく調べたい場合は、採血で、アレルギー検査を調べることもできます。

当クリニックでは、投薬（抗アレルギー薬、漢方薬、点眼薬などの症状にあわせた処方）や注射でおさえる方法などありますので、お気軽にご相談ください(*^-^*)

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