ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)について！！

新年あけましておめでとうございます(*^-^*)

今年もあいの泉クリニックをよろしくお願いいたします！！

2021年になりました！今年もまだコロナウイルスの厳しい状況は続きそうですが、

しっかり予防し、免疫力を上げて元気に毎日を過ごしていきましょう！！(^^)

2021年最初はドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)について解説させて頂きます。

　ドケルバン病とは

　母指(親指)を広げると手首(手関節)の親指側の部分に腱が張って皮下に2本の線が浮かび上がります。

　ドケルバン病はその親指側の線である短母指伸筋腱(母指の第2関節を伸ばす働きをする腱)と

　長母指外転筋(母指を広げる働きをする腱)が

　手首の背側にある手背第一コンパートメントを通るところに生じる腱鞘炎です。

　症状

 　手首(手関節)の母指側にある腱鞘(手背第一コンパートメント)とそこを通過する腱に炎症が起こった状態で、

     腱の部分でスムーズでなくなり、手首の母指側が痛み、腫れます。

　母指を広げたり、動かしたりするとこの場所に強い疼痛が走ります。

原因

　妊娠出産期の女性や更年期の女性に多く生じます。

　手の使い過ぎやスポーツや指をよく使う仕事の人にも多いのがと特徴です。

病態

　母指の使い過ぎによる負荷のため、腱鞘が肥厚したり、腱の表面が傷んだりして、さらにそれが刺激し、

　悪循環が生じると考えられています。

　特に手背第1コンパートメント内には、上記の2種類の腱を分けて通過させる隔壁が存在し、

　これがあるために狭窄が生じやすいです。

診断

　上記の部位に腫脹や圧痛があり、母指と一緒にに手首を小指側に曲げると痛みがいっそう強くなることで

　診断します。(フィンケルシュタインテスト)

　自分で調べるには手首を直角に曲げ母指を伸ばしたときに疼痛が増強するか否かで判定します。

治療

　局所の安静(シーネ固定も含む)、投薬、腱鞘内ステロイド注射(特にトリアム̪シノロンは有効)

　などの保存的療法を行います。

　改善しないときや再発を繰り返す場合は、腱鞘の鞘を開く手術(腱鞘切開)を行います。

　その際、隔壁の切除と橈骨神経浅枝の愛護的操作が求められます。

あいの泉クリニックでは整形外科診療は毎週土曜日　9時から12時

リハビリテーション科は月曜日から土曜日まで行っております。

このよな症状が当てはまる方やそれ以外の症状でお困りの方、どんな些細な事でも構いませんので

お気軽にご来院、ご相談下さいね！！(*^-^

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