放散痛について

こんにちは！
寒さも少し和らいできて、インフルエンザの患者様も減少傾向かなと感じられるようになりました。

先日ニュースで大杉漣さんが亡くなられたというのを聞いて、最近テレビで見たばかりなのに…と驚きました。
急性心不全だったそうですね。
最初の訴えは腹痛だったそうで…心不全なら胸の辺りが痛くなるんじゃないの？って思いますよね…。

皆さま、放散痛という言葉はご存知でしょうか？

放散痛とは「広く外側へ散らばるような痛みのこと」という意味だそうで…心臓が原因の場合、狭心症や心筋梗塞などで起きた刺激が心臓だけに定まらず、周囲に散らばり、痛みの部位は、左肩、左手、腹部、あごや歯などに痛みが出るそうです。
歯やあごの痛みが出て、心臓が悪いかも？とはなかなか思いつかないですよね。

お医者さんの話では「典型的心筋梗塞なんて心筋梗塞全体の1／4くらいしかないのです。

実は、非典型的心筋梗塞が全体の6～52％を占めるといいます。特に女性の心筋梗塞は医者でも見逃しやすいです。女性の心筋梗塞の43％は胸痛を訴えないから医者泣かせなのです。」と話しておられました。

皆さま、少しでも何かおかしいな？いつもと違うな？と思われたら、お医者さんに相談しに行って下さいね。

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