病気・症状を泉大津内科医師が解説泉大津内科/あいの泉クリニック
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症について!!
ご覧いただきありがとうございます。
今回はアレルギー性気管支肺アスペルギルス症について解説させて頂きます(^^♪
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症は、アスペルギルスという真菌を吸い込むことで
アレルギー反応を引き起こす呼吸器の病気です。
この病気は主に、喘息や嚢胞性繊維症などの呼吸器の病気をすでに持っている方に発症します。
特に「アスペルギルス・フミガースト」という種類のカビが主な原因ですが、まれにほかの種類の
カビでも起こることがあるため、近年では「アレルギー性気管支真菌症」という名称も使用されて
います。
この病気の主な症状には、長く続く咳、痰、喘息、息切れなどがあります。
喘息の患者に特に多くみられることから、喘息を持つ方は注意が必要です。
また、喘息の患者の約1~2%に発症すると考えられており、日本では1.5万人の患者がいると
推定されています。
治療では、喘息の治療と並行してアレルギー反応を抑えるステロイドを投与します。
進行すると肺に損傷を引き起こす可能性があるため、早期診断と早期治療が重要です。
原因
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症は、主に喘息患者が特定のカビを吸い込むことで発症します。原因の90%以上はアスペルギルス症は、主に喘息患者が特定のカビを吸い込むことで発症
します。
原因の90%以上はアスペルギルス属のカビ、特にアスペルギルス・フミガートスです。
アスペルギルスは広く環境中に生息しており、通常は人に大きな健康被害をもたらしません。
しかし、アスペルギルスに対してアレルギー反応を起こす方がいます。
吸い込まれたカビの胞子が気道内で増殖し、気管支や肺に敏感反応を誘発することで、さまざまな
呼吸器症状が現れます。
まれにキノコやほかの種類のカビでも同様の症状が引き起こされることがあります。
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症は、喘息の方に多くみられます。
また、嚢胞性線維症という先天性疾患を持つ方も、この病気を発症するリスクが高いことが報告
されています。
嚢胞性線維症は日本人における発症頻度は高くりませんが、人種によっては頻度が高い病気です。
なお、アスペルギルスと関連した病気としては、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症以外にも、
慢性肺アスペルギルス症や侵襲性アスペルギルス症も知られています。
症状
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症では、喘息に似た長引く咳、痰、息切れなどの症状が
現れます。
また、痰に血液が混じることもあります。
通常の喘息発作と比べ、治療薬の効果が弱いのが特徴です。
重症化すると、発熱、体重減少、食欲低下などの全身症状も現れることがあります。
この病気では、肺の組織が徐々に破壊され、不可逆的な損傷を引き起こすことがあります。
特に注意すべき合併症として、気管支拡張症と肺線維症が挙げられます。
気管支拡張症は、気管支の壁が弱くなり異常に拡張する病気です。
これにより気道内に痰が溜まりやすくなり、感染症にかかるリスクが高まります。
一方、肺線維症は肺の組織が傷つき、硬く線維化する状態を指し、肺の弾力性が失われ、
酸素交換能力が低下します。これらの合併症により、病状が進行すると呼吸器症状がさらに
強くなり、息苦しさが増します。
検査・診断
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症が疑われる場合、画像検査や血液検査が一般的に行われ
ます。
必要に応じて、患者の痰を採取して行う喀痰検査も実施されます。
◦画像検査・・・・画像検査には、胸部X線検査や胸部CT検査があります。
X線検査では肺炎に似た影が確認でき、CT検査では気管支内に痰が詰まった
粘液栓や、気管支の拡張がみられることがあります。
◦血液検査・・・・血液検査では、好酸球の増加や血清lgEの上昇がみられるほか、
アスペルギルス属などのカビに対する抗体の陽性が確認されます。
◦喀痰検査・・・・喀痰検査では、痰の中からアスペルギルス属などのカビが検出されるかを
確認します。
治療
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症の治療は、通常の喘息治療に加え、ステロイド経口薬に
よる薬物療法が主となります。
肺の線維化や気管支拡張により呼吸困難が生じた場合には、酸素療法が必要になることもあります。
通常の喘息治療では吸入ステロイドの経口薬を長期的に使用することが一般的です。
副作用に配慮しながら治療を続け、症状の改善に応じて徐々に減量を行います。
効果が不十分な場合には、真菌の増殖を抑える抗真菌薬の併用が検討されることもあります。
また、注射薬の生物学的製剤が有効であるとの報告があり、新たな治療選択肢として期待されます。
症状が進行し、呼吸が難しい場合には、酸素療法が検討されます。
これは濃縮酸素を吸入し、血中酸素濃度を適切に保つ治療法です。
症状の程度に応じて日常的な使用が必要になることもあります。
このよな症状が当てはまる方やそれ以外の症状でお困りの方、どんな些細な事でも構いませんので
お気軽にご来院、ご相談下さいね!! (*^-^
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