病気・症状を泉大津内科医師が解説泉大津内科/あいの泉クリニック
セリアック病について!!
ご覧いただきありがとうございます。
今回はセリアック病について解説させて頂きます(^^♪
セリアック病は自己免疫疾患の1つで、小麦などに含まれる『グルテン』と呼ばれる物質によって
十二指腸や空腸に慢性的な炎症が起こり、腹痛や下痢などさまざまな症状が引き起こされます。
自己免疫疾患とは、従来異物などから自身の体を守るためにはたらく『免疫系』がうまく機能
しなくなることによって自身の体を攻撃してしまう病気です。
原因は不明ですが、主なものにバセドウ病、関節リウマチなどがあり、セリアック病もその1つです。
セリアック病は、子どもでは離乳期から2歳くらいまでの間に発見されることが一般的です。
成人では、40歳くらいまでに診察されることが一般的ですが、時に高齢になってから見つかる方も
います。
セリアック病では、1型糖尿病や甲状腺疾患など何らかの自己免疫疾患や、小腸や食堂、咽頭などの
悪性腫瘍を合併する場合があります。
原因
◎遺伝的要因
遺伝的要因としては、HLA遺伝子のHLA‐DQ2やHLA‐DQ8などの変異が挙げられます。
セリアック病の遺伝的要因のおよそ40%はHLA遺伝子の変異であると考えられていますが、
近年はそれ以外の遺伝的要因も少しずつ分かってきています。
また、血のつながりのある両親など一親等の親族にセリアック病の患者がいる人では、
有病率はおよそ10%といわれています。
症状
セリアック病では主に小腸の炎症が慢性的に起こることによって、消火器系の症状をはじめとする
さまざまな症状が現れます。
ただし、腸に炎症が生じていても自覚する症状はないことも場合があります。
また、まれな疾患であることから、過敏性腸症候群として診断されているケースもあります。
下痢や腹痛、食欲の低下、お腹の張り、嘔吐などを自覚することがあります。
また、食欲不振や、食べても下したり戻したりしてしまうことなどにより、体重が減ってしまう
こともあります。
そのほかの症状として、貧血や骨粗しょう症、疲れやすさ、関節痛、抑うつなど、さまざまな症状が
みられます。
子どものうちに発熱すると、食事から栄養がうまく吸収できないことなどにより、低身長などの
成長障害が起こることもあります。
成人の場合では不妊なども見受けられます。
検査・診断
セリアック病には統一された診断基準がありません。内視鏡検査、十二指腸の組織を採取して
行う生検組織検査、血液検査、グルテン除去食による食事療法で症状が改善するかなどを
総合的に判断して、セリアック病と診断されます。
見分ける必要がある病気として、過敏性腸症候群、炎症性腸疾患、食物アレルギー、感染性腸炎
などがあります。
内視鏡を挿入し、食道、胃、十二指腸を観察します。
十二指腸では、粘膜の粗造や絨毛の萎縮が観察されます。
また、十二指腸の粘膜を採取し、顕微鏡で小腸粘膜組織の異常を調べる生検組織検査も併せて行われ
ます。
生検組織検査はセリアック病の診断において重要な検査の1つであり、病気のタイプを詳しく
分類することにも役立ちます。
セリアック病患者はグルテンを取ると体内に特定の抗体が生産されます。
血液検査ではその抗体の有無を確認するため、抗グリアジン抗体、
抗組織トランスグルタミナーゼIGA抗体、抗筋内膜抗体などを調べます。
グルテン除去の食事療法を行うことで、セリアック病患者の9割で症状の改善が得られます。
そのため、グルテン除去で症状がよくなるかを確認することは、セリアック病の診断方法の1つです。
治療
セリアック病の治療方法としては、グルテンを取らないようにするグルテン除去食が挙げられます。
そのほかの治療法も開発されていますが、臨床試験中のものも多く、普及している治療方法は
まだありません。
◦グルテン除去食
小麦やライ麦、大麦などの食品を取らないよう、厳密な管理が必要となります。
通常、グルテン除去食を1~2週間続けることで、多くのセリアック病の症状は改善あるいは
消失します。
セリアック病では、栄養障害や骨粗しょう症が起こりやすいことが分かっています。
そのため状況に応じて、栄養を補う治療や骨粗しょう症に対する治療も組み合わせて行います。
ときにグルテン除去食の摂取だけでは症状がよくならない場合や再発する場合などがあります。
セリアック病の一部のタイプでは、ステロイドなどの免疫抑制薬やチオプリン製剤、
インフリキシマブなどの生物学的製剤による薬物療法も検討されることがあります。
このよな症状が当てはまる方やそれ以外の症状でお困りの方、どんな些細な事でも構いませんので
お気軽にご来院、ご相談下さいね!! (*^-^
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