病気・症状を泉大津内科医師が解説泉大津内科/あいの泉クリニック
転移性肝がんについて!!
ご覧いただきありがとうございます!!
今回は転移性肝がんについて解説させて頂きます(*^▽^*)
転移性肝がんとは、肝臓以外の臓器にできたがんが血液やリンパ液の流れに乗って肝臓に運ばれ、
そこに新たながんがつくられた状態のことです。
大腸がんからの転移が一番多いといわれており、胃がんや膵臓がん、胆のうがんなどの腹腔内蔵機の
がんからの転移が多いです。
乳がんや肺がん、白血病やリンパ腫なども肝臓に転移することが知られています。
転移性肝がんの病理学的な性質は、原発巣のもとと一致します。
発見時、すでにいくつかの臓器にがんがある場合には、手術で取り除いた肝臓のがん組織を詳しく検査する
ことで、原発巣がどこなのかわかることもあります。
原因
肝臓には門脈と呼ばれる非常に太い血管があり、全身に生き渡った血液が心臓に戻るときの通り道となります。
そのため肝臓は、門脈を介して転移を受けやすい臓器です。
転移が起こるメカニズムとしては、がんが最初にできた臓器内で、どんどん大きくなると、やがて周囲の
血管やリンパ管のなかに侵食するようになります。侵食したがんの細胞は血液やリンパ液の中を流れ、
他の臓器へと移動し、そこに新たながんの塊が作られます。
症状
転移性肝がんの場合、すでに原発巣のがんによる症状が現れている場合もあります。
一方、原発巣のがんによる目立った自覚症状がなく、転移性肝がんの症状が先に現れることでがんの発見に
つながるケースもあります。
初期症状としては、食欲不振や体重減少、倦怠感、発熱など多くのがんで認められる症状が現れます。
また肝臓が腫れることで、右上腹部を中心とした圧痛も起こります。
やがて、肝臓の中にがんの塊がたくさんできてくると、胆汁の通り道である胆管を物理的に閉塞して
しまいます。
このような状態になると黄疸という症状が現れ、皮膚や白眼の部分が黄色くなり、皮膚にかゆみを感じる
ようになります。
さらにがんが進行すると、肝臓の機能が著しく低下し全身のむくみや腹水が生じ、最終的には脳に
有害物質が蓄積して意識障害が引き起こされます。
このような末期の状態まで診断されないケースはまれですが、受診の遅れによって原発巣だけでなく
転移性肝がんも進行するケースもあります。
検査・診断
◦血液検査・・・・・肝機能のチェックと腫瘍マーカーの値をチェックします。
肝機能検査では、ALP、γ‐GTP、LDHが上昇していることが多いです。
腫瘍マーカーは原発巣によって上昇するものが異なるため、原発巣の推測に役立ちます。
また抗がん剤治療を行う場合は、治療前後のがんの状態を比較する目的でも使われます。
◦腹部エコー検査・・肝臓にできた病変を描出しやすく、簡便性のある検査です。
肝臓に異変がないかをまず調べるときに有用な検査です。
◦造影CT検査・・・撮影前に造影剤を静脈内に投与し、小さながんでも見つけやすくします。
転移性肝がんの場合には、がん自体は正常な肝臓の部位よりも濃くうつり、周辺が
輪っかのように白く染まったようにみえます。
◦MRI検査・・・・MRIでもCT検査と同様、造影して撮影を行います。
T1強調画像では低信号、T2強調画像では高信号を示すことが多いです。
また黄疸が強い場合などには、胆道の状態をみるためMRCPという検査が
行われることもあります。
治療
原発巣が根治し他の転移がない場合には、手術をしてがんを取り除く肝切除やラジオ波灼熱療法が
抗がん剤治療と併用して行われます。ただし全身状態がよく、がんが切除可能なことが条件です。
◦肝切除・・・・肝臓は非常に再生力の高い臓器であるため、切除した範囲によっては手術後に再生する
可能性もあります。肝機能が悪い場合は、術前に肝機能検査を行い、どの程度まで切除可能かを
見極める必要があります。
現実的には、転移が肝臓全体に生き渡っている状態や肝機能が著しく低下している患者に
肝切除は不可能であり、抗がん剤でがんを小さくしてから手術に踏み切るパターンもあります。
◦ラジオ波焼灼療法・・・・がんの部位に電極を差し込み、ラジオ波によってがんを100度近くまで加熱し、
焼灼壊死させる治療法です。肝切除より体への負担は少なくくり返し行える
という利点もあります。肝臓内のがんが3つ以内かつ3㎝以下が適応とされていますが、
その他の場合でも行われるケースはあります。
◦抗がん剤治療・・・・がんを小さくする治療で、抗がん剤だけでは根治はできません。転移性肝がんでは
肝臓の太い動脈に抗がん剤を注入し、一度に多量の薬をがんに直接流す方法も
あります。これにより全身に抗がん剤が届きにくくなるため、副作用の軽減が
期待できます。
このよな症状が当てはまる方やそれ以外の症状でお困りの方、どんな些細な事でも構いませんので
お気軽にご来院、ご相談下さいね!! (*^-^
当院は吹き抜け構造になっており天井には窓が多いので明るく、
泉大津市内のクリニックの中で一番と言っても過言ではない位、換気がよい構造になっています。
また、院内・スタッフの消毒を徹底して行っていますので、安心してご来院下さい!! (^^♪
あいの泉クリニックでは整形外科診療は毎週土曜日 9時から12時まで
リハビリテーション科は月曜日から土曜日まで行っております。
・インスタグラム・フェイスブックも覗いてみてくださいね(*^^*)
泉大津市 虫取町にある あいの泉クリニックでは無料送迎、筋肉強化のリハビリテーションでいつまでも元気に動き続けることができるようにサポートが可能です。
内科的なトラブルやリハビリテーション、お薬は院内処方なのでお薬もその場で貰えるので手間がいらず、ドアTOドアなあいのあふれる医療はあいの泉クリニックです。
・エキテン
・インスタグラム
・フェイスブック
〒595-0037 大阪府泉大津市虫取町1-6-38
内科 消化器内科 老年内科 リハビリテーション科
無料送迎や訪問看護や介護に関するご相談はお気軽に!
内科
消化器内科
老年内科
整形外科(毎週土曜日9時~12時)
リハビリテーション科
骨粗鬆症・糖尿病・高血圧などの生活習慣病
セカンドオピニオン・他院紹介、 連携しています(^^)/
ご相談してくださいね!
連絡先 TEL:0725-20-0688
エキテンhttps://www.ekiten.jp/shop_17207703/
インスタグラムhttps://www.instagram.com/ainoizumiotsu
FB https://www.facebook.com/i.izumi.clinic/
泉大津病院通信 注目記事
こんにちは(*^^*) 無料……
1.めまいやふらつき 熱中症の初期症状のほとんどで見られる症状……
看護師になって10年、こんなに熱中症が身近に……
内科医師の解説 人気記事
糖尿病の症状ははじめのうちは痛みなどの自覚症状がないために検査で……
風邪だと思っていたら、インフルエンザだったというご経験はありませ……
動き始めの関節の痛みは起動痛とよばれており変形性関節症の症状とし……
痛風なんて言葉を検索するとなんと「公益財団法人 痛風財団」となる……
お腹が痛い時に疑われる病気は下痢や便秘以外にも、腸炎、盲腸、胃……
整形外科医師の解説 人気記事
ご覧いただきありがとうございます!! 今回は胸骨骨折について解……
ご覧いただきありがとうございます!! 最近は暑さも和らぎ秋らし……
皆様、記事を訪問していただきありがとうございます。 &ensp……
ヒアルロン酸は、もともと体内(目や皮膚、関節など)に含まれている……
今回悩まされている方も多くいる膝……
泉大津病院通信 新着記事
ご覧いただきありがとうございます!! 10月1日よりインフルエ……
AM9:00~AM11:30 PM16:00~PM1……
ご覧いただきありがとうございます!! 2023年9月25日(月……
ご覧いただきありがとうございます!! 当院にて……