病気・症状を泉大津内科医師が解説泉大津内科/あいの泉クリニック
アルコール性肝疾患について!!
ご覧いただきありがとうございます!!
今回はアルコール性肝疾患について解説させて頂きます(*^▽^*)
アルコールの過剰な摂取が原因で引き起こされるさまざまな肝臓の病気の総称です。
代表的な疾患としては、アルコール性脂肪肝、アルコール性肝線維症、アルコール性肝炎、アルコール性肝硬変、
肝がんがあります。
アルコールのほとんどは肝臓で処理されています。飲酒によりアルコールが体に入ると、肝臓ではアルコールの
代謝がはじまり、完全に分解するまではたらき続けます。
毎日たくさんアルコールを摂取し続けることで、アルコールを分解するための酵素であるMEOSが活発に
はたらくように体が変化します。加えて脳がアルコールに対して慣れてくるため、よりたくさんのアルコールを
摂取できるようになります。
しかし、多量のアルコールを摂取し続けることで肝細胞は変性や壊死を起こし、さらに細胞間質の、繊維化を
起こしてきて、次第に肝臓のはたらきは低下してしまいます。
アルコール性肝疾患では、第一歩として最初にアルコール性脂肪肝を発症します。
ここから、アルコール性肝炎やアルコール性肝線維症へと病気が進行し、さらにはアルコール性肝硬変へと
至り、より重篤な状態となりえます。
原因
アルコールの大量摂取が原因となって起こります。
たくさんお酒を飲む方ほど、また長年にわたりお酒を飲み続けている人ほどアルコール性肝障害を起こす
可能性が高いといえます。
また、肝臓においてアルコールを分解する能力は遺伝的な要素によっても違いがあり、アルデヒド脱水素酵素
というエタノールの代謝物であるアセトアルデヒドを分解するための酵素がどのような遺伝子型であるかによって
、お酒に対する強さが決まってきます。
飲酒の量・期間や遺伝的な要因のほかに、男女による違いもあります。
女性の場合、男性よりも少量もしくは短期間の飲酒で肝障害が発症・悪化することが知られています。
理由としては、もともとアルコールの代謝速度が遅いことや、エストロゲンというホルモンの影響があるのではと
想定されています。
症状
アルコール性脂肪肝
肝臓に異常なほど脂肪が蓄積されてしまっている状態のことを脂肪肝といいます。
原因は、主に糖分や脂質、アルコールなどの過剰摂取であり、生活習慣病のひとつであるといえます。
アルコールの過剰摂取で起こった脂肪肝をアルコール性脂肪肝といいますが、症状はほとんどなく健康診断
などで指摘されてはじめて気づくことが多いです。
しかし放っておくと次第に、アルコール性肝炎やアルコール性肝線維症に進行してしまい、
やがて肝硬変や肝がんなどの重篤な病気を起こす可能性があります。
脂肪肝は可逆性の病気ですので、飲酒をやめれば改善が期待できます。
アルコール性肝線維症、アルコール性肝硬変
肝線維症が進行し、アルコール性肝障害の最終段階といえる状態となったものがアルコール性肝硬変です。
肝硬変では、腹水や黄疸にビリルビンという物質が溜まって目や皮膚が黄色、また消化管に静脈瘤という
病変ができ、出血することで吐血を起こしたりします。
また、肝性昏睡といって意識の状態が悪くなることもあります。
日本酒で約5合を毎日20年(女性では12~13年)以上飲み続けた場合、約10~30%の人が肝硬変になると
されています。
肝硬変は治療が難しい病態ではありますが、まったく回復の見込みがないわけではありません。
アルコール性肝炎、重症型アルコール性肝炎
常習的に飲酒をたくさんする方や大酒家が、急激に飲酒量を増やしたことがきっかけで起こる肝炎ですが、
軽症から重症まで程度はさまざまです。
肝硬変に至る場合も多く、症状としては食欲不振、悪心、嘔吐、全身倦怠感、発熱、腹痛などを
訴えることが多く、肝腫大や黄疸、腹水を認めます。
重症な場合には、昏睡を伴ったり生命が危険な状態になったりすることもあります。
肝がん
アルコール性肝硬変の状態となった肝臓には、肝がんが発生することがあります。
肝がんの原因の多くが肝炎ウイルス(B型、C型)によるものですが、アルコールを原因とする肝がんも
増加傾向にあり、注意が必要です。
検査・診断
血液検査・・・AST、ALTという値の上昇(特にAST)、貧血を認めることがあります。
画像検査・・・腹部超音波検査(エコー検査)やCT検査によって、脂肪肝の変化をみたり、肝硬変による
肝臓の辺縁が鈍化や凹凸がみられるなどの変化を詳細に調べることができます。
また肝がんの有無についても評価します。
治療
アルコール性肝疾患の治療の大前提は、やはり禁酒です。
禁酒によって脂肪肝がアレルギー性肝炎や肝硬変に進行するのを防ぐことができるのです。
また、アルコール性肝硬変の経過にも大きな影響を及ぼします。
ただし、いきなりの断酒や、断酒を継続することは容易ではありません。
治療を進めていくにあたっては、本人と主治医だけでなく、ご家族の協力、また精神面にもアプローチ
していくことが必要です。
アルコール性肝障害において禁酒とともに重要となるのが、食生活の見直しです。
適正な量のエネルギーを摂取し、バランスのよい食事を心がける、脂質は控えめにし、アルコール性肝障害の
方に多い偏りのある食事を改善して、不足している栄養素を補うように心がけることが重要です。
このよな症状が当てはまる方やそれ以外の症状でお困りの方、どんな些細な事でも構いませんので
お気軽にご来院、ご相談下さいね!! (*^-^
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泉大津市内のクリニックの中で一番と言っても過言ではない位、換気がよい構造になっています。
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